こんにちは、みや(@miya_diets)です。
ブログを地味にコツコツ続けて、100記事をついに突破しました。
みなさんのお役に少しでも立てれば嬉しいな、と思いながら続ける毎日です。
さて、本日はジーナ式相談室では夜間の授乳が減らないことに関してのご相談を受け付けました。さっそく見ていきましょう。
今回のジーナ式に関するご質問
▽メールフォームより
こんにちは。産後5週目よりジーナ式を行い、現在9週目の5.5キロ男児です。 だいたいスケジュール通りに過ごせていますが夜間の授乳回数が減らず、そのせいで睡眠が長くならず困っています。19時の睡眠は30分くらいぐずりますが、なんとかセルフネンネで寝てくれます。その後、毎回22時には泣いて起きます。23時過ぎには授乳が終わりウトウトし始めますが、またぐずりだいたい寝るのは0時頃が多いです。夜間の授乳は必ず2回で1回目が1時台後半~2時台、2回目が4時~5時台です。2回目の授乳は片方だけでウトウトするときもあれば、足りないと泣かれることもあり両胸あげることもあります。 両胸あげると7時の授乳はあまり飲みません。夜中、抱っこで、ゆらゆらしたりはしましたが、泣き止まず毎回授乳しています。夜間の授乳後もぐずり寝るまで30分~1時間半くらいかかり、けっきょく私の睡眠時間が少なく困っています。 せっかくジーナ式を行なってるので、できれば夜間授乳1回になってほしい、欲を言えば早朝に1回となるべくまとまって寝てほしいと思っています。助けてください!!! 健診や母乳外来では体重がかなり増えてるのでミルクは足さないようにと言われ、完母でやっています。搾乳はしていましたが、現在はしていません。21時半頃の搾乳量は140グラムくらいです。 昼寝の上限時間は守っています。おくるみは半ぐるみです。日中はぐずることもありますが、メリーの下で体を動かしたりと運動はしているつもりです。夜間の授乳回数が減らないのは日中の授乳量が、少ないからかなとは思ってみますが、見た感じごくごく飲んでいます。 睡眠時間がぜんぜん長くならないのでつらいです。あと1時間でも長く寝てくれたらと…朝の5時台の授乳後はけっきょく寝れず、夜の睡眠時間が増えません。つらいです。 主人に相談しても、この時期、そんなもんじゃん?と相談にものってくれず…さらにしんどいです。 【追記】 昼寝が終わったあとに起こすと、たいてい機嫌が悪いです。電気を 起こす時は優しく声をかけたり、おくるみをはがしたあとは掛物を ほかの方は、機嫌がよく一人で遊んでるとか書いてあって、うちは どうしたら機嫌 よろしくお願いします。 |
ご主人、この時期そんなもんでも辛いもんは辛いんやで・・・!
毎日育児本当にお疲れ様です。
現在生後9週目ということは2ヶ月ちょいですね、まだまだ体力が回復しきってない頃かと思います。ご体調は如何でしょうか。
骨盤含め、全身がだるい中で連続する夜勤は本当にガッツリ体力と精神力を消耗しますよね。月齢的に、まだ夜勤が発生してしまうのは仕方ないことではありますが、それでも2回はしんどいですね。
なんとか出来るように、ジーナの本も参考に解決方法を模索してみました。参考になれば幸いです。
今回のジーナ式相談についてチェックしてみる項目
今回のご質問ですが「夜勤の回数(2回)が減らない」ということでした。
スケジュールは順調で、セルフねんねもある程度できる優秀なお子さんです。その他にも、いくつか細かい質問がありましたので、こちらも出来る限りヒントになるものをご提供できればな、と思います。
ジーナ式やってて一番つらいのって、多分この時期ですよねぇ・・・。私もこの時期一番つらかった思い出が。
今回のジーナ式お悩み状況の確認
今一度、状況を整理してみましょう。今回のお子さんの状況はこんな感じです。
- 月齢は現在9週目、ジーナ式開始は5週目
- セルフねんねは大体できてる
- スケジュールどおりの生活が出来ている
- お昼寝時間上限もばっちり
- 1時~2時+4時~5時の2回で夜勤が発生
- 抱っこで寝かしつけも頑張ってみるが、寝ないので授乳をする
- 昼寝が終わったあとに起こすと泣いちゃう
ということでした。
スケジュールどおりにお昼寝や食事の時間も取れている、とっても優秀な赤ちゃんだな、と思います。
睡眠時間がなかなか長くならないとのことなので、その点を重点的に探っていきましょう。
ジーナ式実施中夜間授乳(夜泣き)が減らない理由と原因
ジーナ式実施中に夜間授乳(夜泣き)が減らないときはほぼ必ず何かしらの原因があります。
授乳のスケジュール自体がずれていて、夜中に空腹になったり。母乳はですと最後の授乳中のミルク量が足りず、途中で空腹で起きたり。はたまた別の理由だったり。
今回は一つずつ原因がありそうなものを探っていきます。
ジーナ式で解き明かしてみる、夜中に起きるのはなぜか
夜中に起きてしまう原因はいくつかありますが、大抵は下記のどれかに当てはまると思っています。
- 空腹
- セルフねんねができない
- 遮光が甘く、光が入っている
- 空調(寒い/暑い/おくるみが開けている)
今回は夜勤が2回発生しており、そのどちらもでなかなか寝つかないため授乳している、ということでした。
セルフねんねは大方できているということですし、おそらく遮光などもある程度整っているかと思います。
体重は現在5.5kgで順調に増えており、検診などでも「ミルクをたさなくて良い」とお墨付きを頂いていることからミルクの総合量という意味では十分に足りているのだろう、と推測できます。
肌寒い季節ですので、空調は気になりますが、おそらく質問者さんがご自身でお気付きの通り、「ミルクをいつどのぐらい飲んでいるか」といった所でズレが生じているのが主要な原因だと思います。
ジーナ式において、授乳のズレはどうすれば解消できるか
夜勤が発生し、そこから抜け出すための一番手っ取り早い方法は「夜勤中に授乳せずに乗り切り、日中にだっぷりとミルクを飲んでもらう」ということです。
1日のトータル授乳量がある程度決まっている中、どうしても夜勤中に授乳すると日中の飲む量が少なくなり、ジーナの言う「朝7時~夜22時までに夜寝る分の授乳も終わらせる」ということができません。
今回の赤ちゃんの場合は「日中もごくごくとよく飲んでいる」ということでしたが、度重なる夜勤で疲れがたまり、お母さんの母乳量が減っていたり、生後8週目以降の成長期を迎えた赤ちゃんの食欲に対して、母乳の生産量が追いついていない可能性があります。(ちなみに我が家は生産が追いつかなかったほうです)
日中の授乳量を増やす方法としては、2つあります。
- 夜勤を授乳無しで乗り切り、朝方の授乳量を増やす
- 日中に追加ミルクをするなど、食欲が有るならもう少し量を飲ませる
という方法です。
健診や母乳外来では「ミルクを足さないように」と言われているとのことなので、追加ミルクは常用せずに「夜勤2回発生の状態」から「夜勤1回までの状態」にするときのみで対応してみることはどうか、とご提案します。
完全母乳の赤ちゃんが朝早く目を覚ますようになったら、午後10時30分の授乳のあとに搾乳したお乳かミルクを足してみてはどうでしょうか。
このような記載も本にはあります。
追加ミルクをすることで日中に飲むミルク総合量が増え、夜勤発生の時間がもう少し後ろ倒しにできる可能性もあります。一度ご検討してみて下さい。
ジーナのほんの通り授乳の振り分けや、別プログラムの実施する
ジーナの公式本にも、この時期の夜勤が減らない場合の対処法がいくつか書いてあります。
赤ちゃんが夜通し眠っていない場合は、午後6時15分の授乳を2回に振り分けて、午後5時に10~15分授乳をしてあげることもできます。
ジーナ式中、昼寝の後に起こすと機嫌が悪い場合の対応
こちら、「すぐ抱っこはダメ」とご質問に記載されておりますが、そんなことはないですよ!
寝かしつけの際は「セルフねんねを覚えてもらう」ために多少泣いてもすぐに抱っこしたり、あやしたりはしないほうがよいとされていますが、起こす際は抱っこしても問題ありません。
我が家の鉄男もよく昼寝後起こしに行くと泣きます。泣いてしまったら、その際は抱き上げておもいっきりよしよししてあげて下さい。
うちの子には、「なんで起こすんや!!!!」とブチギレられることが多々あります。
お昼寝後の機嫌が悪いのはなぜか
可能性の一つですが、現在セルフねんねを修行中で、寝入るまでに30分前後かかっているものとお見受けします。
以前別の記事でも書きましたが人間にはレム、ノンレム睡眠といった睡眠サイクルがあります。
大人は90分単位ですが、赤ちゃんはこれが30分~60分単位と大人よりも短いサイクルで動いています。
おそらく、寝入るまでに少し時間がかかっており、深い睡眠状態にある時間帯に起床時間がぶつかってしまっているのではないでしょうか。
解決方法としては、2つ。
- セルフねんねのレベルをあげ、ベッドに置いたらすぐ寝るようにする
- 寝かせる時間をずらし、起床時間とノンレム時間をぶつけないようにする
です。
即対応できるものとしては後者ですが、ジーナ式トレーニングを続けてセルフねんねレベルがあがれば、自然と笑顔でお出迎えしてくれるようになると思います。
ジーナ式的夜間授乳が減らない場合の具体的な対処法
ここからは上記の考察を元に、夜間授乳が減らない場合の具体的な対処法をまとめていきます。
ジーナ式中における夜泣きの発生、夜間授乳を減らすには
私なりに考えた、今回のご相談に対する対処法は下記のとおりです。
- 日中の授乳量を増やすため、最後の授乳時に追加ミルクを飲ませる(飲みたいだけ)
- 夜勤発生時は、可能な限り授乳以外で対処する(抱っこ/おしゃぶり/白湯飲ます)
- 母体を休ませるため、数日間1日1回は粉ミルクを使ってみる
を徹底することで、改善までの目安時間は
- 1週間程度
ではないかと考えています。
さらに詳細は下記のとおりです。
ジーナ式成功の秘訣:夜中の授乳量/回数をとにかく減らすこと
現在、夜中に2回発生している夜勤で実施している授乳の回数、量をどうにかして減らすことができれば、日中のミルク量も増え、自然と夜勤発生時間が後ろ倒しになってくるかと思います。
現状の夜勤発生時間をみていると、赤ちゃんも空腹なんだろうな、と私も思いますがあの手この手で1日なんとかしのいでみましょう。
どうしても授乳する際も、片乳だけですませられるように出来たら最高です。だめなら両乳あげちゃいましょう。
おしゃぶりは優秀なアイテムですし、是非活用してみて下さい。
白湯を嫌がらない子であれば、飲むだけですこし空腹が紛れ授乳量を減らすこともできます。
夜勤発生時は眠くて眠くて辛いでしょうが、一度お試し下さい。
ジーナ式成功の秘訣:夜泣き/夜間授乳の回数を減らすために追加ミルクを使ってみる
日中のミルク量の割合が今現在はどうしても少なく、それが夜勤発生につながっている可能性が高いです。
追加で搾乳or粉ミルクを22時台の授乳時に飲ませてみて下さい。
追加する際は好きなだけ飲ませてみて、どのぐらい飲むのか様子をみるのも良いです。
この時間帯に追加で飲んで朝までぐっすりねれば、夜勤は発生せずにすみ、追加授乳もすなくてすみます。
そうすればトータルの授乳量は変わらず、体重にも影響が出ないと思うのでこちらも一度お試し下さい。
ジーナ式成功の秘訣:夜間授乳を減らすため、しっかり母体を休ませてみる
現在完母で育児中とのことですが、母乳の生産と、授乳のために起床することは体力的、精神的にとても疲弊します。
ましてや、ここまで9週間ノンストップで頑張ってこられたのだとしたら、そうとうお疲れが溜まっていてもおかしくありません。
一番出にくい夜21時の搾乳で140ml搾乳できているので、母乳が足りていない可能性はないかもしれませんが、お疲れのようでしたら授乳をさ粉ミルクで代用し、お休みするのも手です。
母乳が張りにくい日中など、可能であれば1日1回、3日程度粉ミルクを代用してみるなど、すこし母体を休ませてみるのもよいです。
粉ミルクに抵抗がある場合は、搾乳したものを使ってももちろんOKです。
次の週末の土日は、お昼の授乳をパートナーの方に1度変わってもらい、その間休息を取るなどして母体の回復に努めてみて下さい。
戦略的回復です。そうすることで母乳の出が更に良くなり、日中にでる母乳量が増えることで赤ちゃんの夜泣きが減る可能性もあります。
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お返事はブログでさせていただいております!
皆様からの質問、お待ちしております。
夜勤が少しでも減って、ご家族みんなゆっくり寝れますように。
お問い合わせありがとうございました。
皆様からの質問、引き続きお待ちしております。
それでは!
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